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ガリレオ車検コラム

夏のバッテリー上がりはなぜ起きる?原因・応急処置・予防法を整備士が解説

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 「バッテリー上がりは冬に起きるもの」――そう思っていませんか?実は、バッテリートラブルは夏にも多く発生します。エアコンの長時間使用や渋滞でのアイドリングなど、夏特有の使い方がバッテリーに大きな負担をかけているのです。

この記事では、整備士の立場から「なぜ夏にバッテリーが上がりやすいのか」を解説し、もし上がってしまったときの応急処置と、今すぐできる予防法をお伝えします。

バッテリー上がりとは、車のバッテリーの電力が不足してエンジンがかからなくなる状態のことです。車はエンジンをかける際に「セルモーター」を動かすための大きな電力を必要とします。この電力がバッテリーから供給されるのですが、バッテリーが弱っていると必要な電力を供給できず、エンジンがかからなくなってしまいます。

エンジンをかけようとしてもセルが回らない、または弱々しい音がする

「カチカチ」という音だけしてエンジンがかからない

電装品(ライト・カーナビ・パワーウィンドウ)の動作が遅い・弱い

ヘッドライトの光が普段より暗い

冬だけじゃない!夏にバッテリーが上がりやすい3つの理由

理由① エアコンのフル稼働による電力の大量消費

夏は猛暑を乗り切るためにカーエアコンをフル稼働させる機会が増えます。カーエアコンは車の電装品の中でも特に消費電力が大きく、バッテリーやオルタネーター(発電機)への負担が高まります。特に渋滞中は車の速度が低いためオルタネーターの発電量が落ちる一方、エアコンなどの消費電力は変わりません。この「発電 < 消費」の状態が続くことでバッテリーが消耗していきます。

理由② 高温による化学反応の加速と劣化

バッテリーは内部の化学反応によって電気を作り出しています。気温が高くなると、この化学反応が過剰に進み、バッテリー内部の液(電解液)が蒸発しやすくなります。電解液が減ると充電・放電の効率が落ち、バッテリーの寿命が縮まります。

理由③ 短距離走行が重なるとバッテリーが充電されない

「ちょっとそこまで」という短距離・短時間の運転が続くと、エンジンをかけるときに使った電力を十分に補充できないまま次の走行を迎えることになります。これが繰り返されると、バッテリーの充電量が少しずつ減っていき、最終的にバッテリー上がりを引き起こします。

バッテリーが上がってしまったときの応急処置

もしバッテリーが上がってしまった場合、慌てずに以下の方法で対処しましょう。

方法① 他の車からブースターケーブルでつないでもらう

近くに別の車がある場合は、ブースターケーブルを使って電気を分けてもらう方法があります。接続の順番を間違えると火花が散ったりショートすることがあるため、正しい手順を守ることが重要です。

方法② ロードサービスを呼ぶ

自分での対処が難しい場合や、ブースターケーブルを持っていない場合は、JAFや任意保険のロードサービスに連絡しましょう。多くの任意保険にはロードサービスが付帯していますので、保険証書を確認しておくことをおすすめします。 

バッテリー上がりを防ぐための予防策

予防策① バッテリーの年数・状態を定期的にチェックする

バッテリーの寿命は一般的に3〜5年です。3年を超えたバッテリーは、猛暑の夏を乗り切れるかどうかわかりません。

予防策② 長距離・長時間走行を週1回以上確保する

短距離走行が続くとバッテリーが充電不足になります。週に一度は30分以上の走行をすることで、バッテリーを十分に充電する習慣をつけましょう。

予防策③ 駐車中の電装品の切り忘れに注意する

室内灯やヘッドライトのつけっぱなしは、エンジンが止まった状態でもバッテリーを消費し続けます。降車前に電装品がすべてオフになっているか確認する習慣をつけましょう。

まとめ:夏のバッテリートラブルは事前の備えで防げます

バッテリー上がりは突然訪れますが、原因と予防策を知っておけば、リスクを大幅に減らすことができます。特に夏前のタイミングで一度バッテリーの状態をチェックしておくことを強くおすすめします。
 
ガリレオ車検では、バッテリーを含む電気系統の点検を行っています。「そろそろ交換時期かな?」と気になっている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
この夏も、安心・安全なカーライフをお過ごしください。